Сайншанд Sainshand
サインシャンド
寝台列車に乗ってパワースポットを巡る
寝台列車で行くゴビの荒野にあったのは、
地球のエネルギーが溢れる聖地と満点の星空だった。
鉄道で辿り着いた果ての荒野に忽然と現れる、ドルノゴビ県サインシャンド。
ここは、19世紀の高僧ダンザンラブジャーが悟りを開いたチベット仏教の聖地です。
”宇宙のエネルギーが溜まる場所”、”シャンバラ(理想郷)への入口”とも呼ばれる「ハマリンヒード」や聖山「黒い山」で祈りを捧げれば、日々の喧騒は遠く消え去ります。
そして、ゴビの荒野に沈む夕日と満天の星空は、旅人の魂を深く浄化してゆく。
鉄道で辿り着くこの神秘のパワースポットで、本来の自分を取り戻す心豊かな旅が楽しめます。
ウランバートルからのアクセス・所要時間
- 🚂鉄道:9時間~11時間、1日1便~2便
- 🚌長距離バス:6時間30分、1日1便
- 🚙 車チャーター:6時間30分
✅ここがポイント!
鉄道旅の醍醐味である「夜行寝台列車」を活用すれば、効率よくゴビエリアを訪れることができます。
ウランバートルを夜に出発し、翌朝サインシャンドへ到着。丸1日観光を楽しんだ後、その日の夜の列車に乗れば、翌朝にはウランバートルへ帰着する「0泊3日」の弾丸旅行が可能です。
滞在日数は限られているけれど、ゴビの魅力を味わいたい方や、モンゴル縦貫鉄道の寝台列車という特別な体験をしてみたい方におすすめです。
必見の観光名所・絶景スポット
場所の名前をクリックするとGoogleマップへリンクします。
場所の名前は、日本語、モンゴル語、英語の順で記載しています。

ハマリン寺院
Хамарын хийд
Khamariin Khiid
1820年代に高僧ダンザンラブジャーによって建立された、由緒ある僧院です。ダンザンラブジャーは教育、芸術、文学に優れた人物であり、この地を理想郷「シャンバラ」の顕現の地と定めました。20世紀の宗教弾圧という苦難の歴史を乗り越え、地元の人々によって守り抜かれた遺品や精神は、今も大切に受け継がれています。広大なゴビに静かに佇むその姿は、歴史の重みを感じさせてくれます。
シャンバラランド
Шамбалын орон
Energy Center
ハマリンヒードの背後に広がる、地球のエネルギーが交差する聖域です。「エネルギーセンター」とも呼ばれ、仏教で説かれる理想郷『シャンバラ』への入口と信じられています。センターの中央で、人々は体を大地につけて、心と体を浄化し、地球のパワーを感じ取ります。真っ青な空の下、整然と並ぶ108の仏塔の間を歩めば、日々の喧騒を忘れ、大自然との一体感を感じる深い瞑想のひとときを体験できるでしょう。
瞑想の岩窟
Бясалгалын 108 агуй
108 Meditation Caves
ダンザンラブジャーが弟子たちと修行に励んだ聖なる洞窟群。修行のために108日間こもって瞑想したとされ、実際に穴の中に入ると、壮絶な瞑想修行を想像することができます。また、この地には、日本から来た侍が修行し、桜の種を送ったとされる伝説が語り継がれており、5月には可憐な「モンゴル桜」が咲き誇る絶景スポットでもあります。上からは広大なゴビの地形を見渡すことができます。
メームハッド(おっぱい岩)
Мөөм хад
Breast Rock
その独特な形状から、古くより女性の守り神として親しまれている聖地です。特に、子宝や安産、女性の健康を願う場所として深く信仰されています。岩に触れて参拝ができるのは女性のみで、岩に近づき静かに手を合わせ、牛乳を注ぐ儀式を行います。女性の旅人にとって、母なる大地の力を感じながら祈りを捧げる、非常に大切なスポットとなっています。
ハルオール(黒い山)
Хар уул
The Black Mountain
荒野に黒々とした姿を現す、地元で古くから崇められてきた霊山です。独特の習わしがあり、山頂へ登れるのは男性のみ、女性は中腹までとされています。山を登るとどこまでも続くゴビの礫砂漠を360度見渡すことができ、その圧倒的なパノラマは訪れる人を魅了します。かつて修行者たちが祈りを捧げた聖なる地で、人々は願い事を紙に書き、火にくべて灰にすることで天へ祈りを届けます。
ダンザンラヴェア博物館
Данзанравжаагийн музей
Danzanravjaa Museum
ダンザンラブジャーの遺品を収蔵する、町の博物館。宗教弾圧の時代、地元の人々が命がけで守り抜いた品々が展示されています。特筆すべきは、日本との深い繋がり。秋篠宮両殿下が2002年に黒い山に登り、そこで男児が産まれることを願ったところ、実際に子宝を授かったとされており、館内の特別室には天皇陛下ゆかりの写真が大切に飾られています。また、この地で修行した侍が遺したとされる刀の展示もあります。
地平線が広がるゴビの礫砂漠
サインシャンドのある東ゴビは地平線から昇る朝日や夕日を鑑賞できる絶好スポットです。日常の小さなことを忘れ、地球の壮大さを五感で感じることができます。
現地ならではの体験
地球のエネルギーを体全体で感じる
この地は、古くからエネルギーが集まる場所として知られてきました。シャンバラランドの赤い小石が集まっているエリアで、人々は大地に身を預け、静かに目を閉じて地球のエネルギーをチャージします。大地のぬくもりと、どこまでも広がる空の気配。広大な大地に寝転ぶだけで、不思議と心が穏やかに整っていきます。究極の「体感型」パワースポット体験です。
祈りを捧げる
「黒い山」をはじめとして点在する聖域。モンゴルの人々にとって、大地は母なる存在であり、空や山などの自然は畏怖すべき神聖な力そのものでした。サインシャンドは、まさに自然と人の心が響き合う「中継地点」。それぞれの聖域で独特の習わしや祈りの儀式があり、大地へ祈りを届けることで、願いが叶うとされています。ぜひ、現地ガイドに習いながら、祈りを捧げてみてください。
ラクダ乗り
ゴビの過酷な環境で、古くから人々の暮らしを支えてきたラクダ。彼らは現地の人々にとってかけがえのないパートナーです。砂を蹴る音、心地よい風の香り。砂漠をゆったりと進むラクダの背に揺られながら、雄大な景色を楽しみます。
化石探し
遥か太古、恐竜たちが闊歩していたゴビ砂漠。サインシャンド近郊は、今もなお数多くの化石が眠る地として世界的に知られています。現地ガイドしか知らない、野ざらしの恐竜化石を探すため、自分も恐竜時代にタイムスリップした気持ちで礫砂漠を散策します。
星空
街の明かりが遠く離れたゴビの夜。空を見上げれば、満天の星空が広がります。モンゴルの澄み切った空気と遮るもののない広大な大地。ただ静かに夜空を眺める時間は、日常の喧騒を忘れ、宇宙の広がりを肌で感じる特別な体験です。
寝台列車体験
夕暮れとともに走り出す寝台列車は、旅の情緒を最も感じられる場所です。窓の外に流れる地平線。夜が明ける頃、聖地サインシャンドに近づくと、草原だった大地は乾燥した砂漠地帯へとその表情を変えていきます。帰りの列車では、朝焼けとともに真っ白な雪原や緑の草原が広がります。途中の「ホンホル駅」周辺では、鉄道ファンに有名な「オメガカーブ」を撮るのも旅のハイライト。大地の変化を感じながら、ゆっくりと目的の地へ向かう特別な時間を体験してください。
料理・特産品
ラクダのミルクと料理
ゴビ地域ではラクダのミルクや肉は貴重な栄養源です。ラクダのミルクはクセが少なく栄養価が豊富。モンゴルと言えば、塩入りのミルクティーが有名ですが、この地域では塩を入れないのがスタンダード。日本人の口にも合い、まろやかな味わいを楽しめます。
ゴビの羊肉
ゴビの羊は広大な乾燥地帯を毎日何キロも歩いて薬草や天然のハーブ草を食むため、余分な脂肪がつきにくく、筋肉質で引き締まった肉質になります。特有の臭みが少なく、旨味が非常に強いのが特徴です。
モデルコース(0泊3日)
1日目
夜にウランバートル駅に集合、モンゴル縦貫鉄道に乗車し、寝台列車を体験(9時間程度)
2日目
車窓より地平線から昇る朝日を見ながら、サインシャンド駅到着
⇒朝食
⇒駅からハマリン寺付近に移動し(車・1時間)、ハマリン寺、シャンバラランド、メームハッド、瞑想の岩窟を観光
⇒現地ガイドと一緒に恐竜化石探しの散策
⇒昼食
⇒ゴビの遊牧民宅に訪問し、ラクダミルクティーの試飲やラクダ乗りを体験
⇒「黒い山」に行き、願いを込めて祈りを捧げる、山頂や山腹からゴビの景色を堪能
⇒夕食
⇒地平線に沈む夕日や満点の星空を鑑賞
⇒サインシャンド駅へ(車・1時間)、ウランバートル駅行きの列車へ乗車(11時間程度)3日目
朝目覚めると、目の前の風景は草原に、車窓より鉄道ファン必見の「オメガカーブ」を見る
⇒ウランバートル駅到着、解散
✅訪れるべき時期
サインシャンドは、閑散期の冬に訪れるのもおすすめです。観光客が少なく、静寂に満ちたシャンバラランドでは、神聖な雰囲気と地球の息吹をよりダイレクトに感じることができます。さらに、冬は日暮れが早く、空気も澄み切っているため、星空鑑賞にも最適。防寒対策をしっかりすれば、冬のゴビでしか出会えない「一生モノの体験」があることでしょう。
そして、春もおすすめの季節。5月上旬ごろ、瞑想の岩窟などではモンゴル桜が咲き誇ります。
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