モンゴルの長距離バス
個人でモンゴルを旅行する場合に、都市間移動で最も主要な手段になる長距離バス。このページでは、長距離バスが発着するウランバートルの2つのバスターミナルと主要路線の情報、時刻表や所要時間の確認方法、チケットの予約方法、バスの乗り方などを詳しく解説します。
ウランバートルの2つのバスターミナルと主要な路線
ウランバートルには、長距離バスが発着するバスターミナルが2つあります。市内西部にある「ドラゴンバスターミナル」からは、西部、北部、南部方面に向かうバスが発着します。市内東部にある「バヤンズルフバスターミナル(テンゲルプラザ)」からは、東部方面に向かうバスが発着します。
⚠️昔の情報で「ラワイ・バスターミナル(Лавай Авто буудал)」がヒットする場合もありますが、このバスターミナルは2021年に閉鎖し、現在は炭鉱行きのバスが一部利用しますが、旅行客が利用するバスはありません。
ドラゴンバスターミナル
Драгон автовокзал
Dragon Terminal
市内西部にあるバスターミナルです。最も多くの長距離バスが発着するターミナルです。ウランバートルから西部、北部、南部に向かうバスが発着します。韓国系大型スーパーの「イーマート」が隣接しています。
📍ドラゴンバスターミナルから出る主な長距離バス路線
ダルハン
エルデネト
ハラホリン
ウムヌゴビ(ダルンザドガド)
フブスグル
オブス
バヤンウルギー
➡️スフバートル広場からドラゴンバスターミナルまでの行き方
バス停「スフバートル広場(モ:Сүхбаатарын талбай)」から路線バス M:1 に乗車。ドラゴンバスターミナルの最寄りのバス停「タチ(モ:Та Чи)」で下車します。バス停から徒歩3分ほどでバスターミナルに着きます。
逆方向(ドラゴンバスターミナルからスフバートル広場)に向かう場合は、バスターミナルから道路を渡った側のバス停「タワンシャル(モ:5 шар)」より 路線バス M:1 乗車します。
➡️チンギスハーン国際空港からドラゴンバスターミナルの行き方
空港からエアポートバスのX:20 に乗車。終点のバス停「タワンシャル(モ:5 шар)」(上り)で下車します。バス停から徒歩10分ほどでバスターミナルに着きます。逆方向(ドラゴンバスターミナルから空港)に向かう場合は、バス停「タワンシャル(モ:5 шар)」(下り)よりエアポートバスのX:20に乗車します。詳細は、「空港からウランバートル市内への行き方」のページをご確認ください。
⚠️バスターミナルの間違いに注意!
ドラゴンバスターミナルという名称のターミナルは2つあります。近年のターミナル改修時の一部移転や名称の変更に伴い、旅行者が迷いやすい状況が発生しています。最新の利用状況と注意点をまとめました。
<現在のバスターミナル利用状況>
現在は使用されていないターミナル
特徴: 古くからあるドラゴンバスターミナルの2キロメートル西側にあり、「ノミンスーパー」が隣接しているターミナル
詳細: 一時的にハラホリンやバヤンウルギー行きなど一部路線の発着場所となっていましたが、ドラゴンバスターミナル(元の本館)の改修完了などに伴い、2026年7月に運用を停止しました。「新ドラゴンターミナル」や「ノミンバスターミナル」と呼ばれていました。
稼働中のターミナル(元の本館)
特徴: 「イーマート」が併設されているターミナル
詳細: 西部、北部、南部方面への長距離バスが発着しています。2026年10月現在、一時、発着場所が変更されていたハラホリンやバヤンウルギー行きなどの路線もここ(元の本館)に戻っています。改修工事の完了後、運営会社がここを「新ドラゴンバスターミナル」と呼ぶようになり、現地でも名称の混乱が生じています。
<目的地を告げる際のアドバイス>
名称だけで「ドラゴンバスターミナル」と伝えると、現在使われていないターミナルへ連れて行かれる恐れがあります。運転手に行き先を伝えるときは、「イーマートのあるドラゴンバスターミナル」とランドマークを添えて伝えるようにしてください。
バヤンズルフバスターミナル(テンゲルプラザ)
Баянзүрх авто вокзал / Тэнгэр плаза
Bayanzurkh Bus Terminal / Tenger Plaza
日常的な通称で「Зүүн вокзал(読み:ズーン・ヴォクザル / 意味:東バスターミナル)」と呼ばれることもあります。ドルノド県、ヘンティー県、ドルノゴビ県、バガノールなど東部方向に向かうバスが発着します。韓国系大型スーパーの「イーマート」が隣接しています。
📍主な行き先
ドルノド
ヘンティー
ドルノゴビ(サインシャンド、ザミンウード)
バガノール(途中「チンギスハーン騎馬像と複合施設」付近で停車)
➡️スフバートル広場からバヤンズルフバスターミナルまでの行き方
バス停「スフバートル広場(モ:Сүхбаатарын талбай)」から路線バス M:1 に乗車。バス停「Офицеруудын ордон(英:Officer's Palace)」(下り)で下車します。バス停から徒歩10分ほどでバスターミナルに着きます。
逆方向(バヤンズルフバスターミナルからスフバートル広場)に向かう場合はバス停「Офицеруудын ордон(英:Officer's Palace)」(上り)より 路線バス M:1 乗車します。
➡️チンギスハーン国際空港からバヤンズルフバスターミナルの行き方
空港からバヤンズルフバスターミナルに直接行くバスはありません。エアポートバスのX:19に乗り、スフバートル広場で下車後、上述の路線バスに乗り換える必要があります。空港からスフバートルまでの行き方の詳細は、「空港からウランバートル市内への行き方」のページをご確認ください。
🚆長距離バスの出発時刻や所要時間が確認できる便利なWEBサイト・アプリ
tapa(WEB版・アプリ版)
モンゴル国内で最も使われているオンライン旅行予約サイトのひとつ。
フライト、バス、鉄道、ホテル等の予約ができる。🌍公式サイト:
https://www.tapa.mn/📍使い方のヒント
WEB版、アプリともに日本語に対応。長距離バスの時刻や運賃等を検索するのに便利。会員登録なしで、WEB版で利用できる点も良い。但し、海外クレジットカードでの支払いには非対応。WeChatPay、Alipay、ApplePayが利用でき、それらにクレジットカードを紐づければ間接的に支払いが成功する場合がある。国立交通センターEチケット販売システム(WEB版、アプリ)
国立交通センターの公式予約サイト。長距離バスの時刻、運賃の確認、チケット予約ができる。🌍公式サイト:
https://eticket.transdep.mn/📍使い方のヒント
海外クレジットカードでの支払いには非対応。モンゴルに着いて、長距離バスの時刻や運賃を確かめるのに便利。
🎫旅行者が長距離バスのチケットを予約・購入する方法
モンゴルの長距離バスは、運行本数が多くありません。「tapa」で運行状況や時刻、運賃等を事前に確認することを推奨します。また、上述の通り、オンライン予約は、海外クレジットカードに対応していないため、旅行者にはハードルが高くなっています。バスターミナルのチケットオフィスでは、現金、海外クレジットカードでの決済が可能です。
旅行者がチケットを予約・購入するには、以下3つの方法が現実的です。
バスターミナルのチケットオフィスに直接行く
ホテルやゲストハウスに予約・購入を代行してもらう(上述のtapaや交通センターの公式サイトを見せると便利)
現地の旅行会社に予約・購入を代行してもらう
当日だと席が埋まってしまうこともよくあるため、事前に予約ができると安心です。
予約代行をご希望の方は、日本語対応可能な当協会会員の旅行会社までお問い合わせください。
ℹ️長距離バスに乗る際の留意点、乗り方
チケット購入後、以下のような手順でバスに乗車します。
出発時刻が近づいたら、チケットに書かれているナンバープレートのバスを探します。呼び込みやアナウンスなどはありません。
バスをみつけたら、行先と名前を乗務員に告げ、正しいバスか確認します。念のためチケットとパスポートも用意してください。
大きな荷物はトランクルームに預けます。汚れるので、バックパック等を預ける場合は、カバーがあると安心です。
バスに乗車します。
チケットに書かれた座席番号に座り、発車を待ちます。小さな荷物は座席頭上の物入れに収納できます。
ドラゴンバスターミナルのバス乗り場。ターミナル正面の裏側が乗り場になっています。
バヤンズルフバスターミナル(テンゲルプラザ)のバス乗り場。こちらも、ターミナル正面の裏側が乗り場になっています。
留意点
途中、休憩所に停車します。トイレ休憩だけの短い休憩と食事休憩を兼ねる長めの休憩があります。周りの乗客や運転手に従えば問題ありません。ほとんどの場合、休憩時間に指定はなく、運転手がクラクションを鳴らしたら、出発する合図になります。
チケットに書かれている到着時刻より、遅れて到着する場合がほとんどです。長距離路線の場合、数時間遅れることもあります。後の予定は余裕を持ってスケジュールを立てることを推奨します。
VIPバスについて
一部路線では、VIPバスも運行しています。通常より料金が高めに設定されています。車両によってサービスは異なりますが、3列シートでリクライニングができる広めの座席、スターリンクのWifi、充電設備、毛布やお湯・お茶の提供等があります。
「Tapa」でVIPバスを探す場合、同じ路線で、他より料金が高めに設定されているバスがVIPバスです。
↓はVIPバス車内の様子です。
