モンゴル日本観光協会の公式ロゴ

モンゴル日本観光協会

Баян-Өлгий Bayan-Ulgii

バヤンウルギー

イスラム教徒カザフ族の伝統が最も色濃く残る町

色濃く息づくカザフの文化
人類最古の鷹狩りと最高峰アルタイ山脈の秘境へ

長い移動の先に待っていたのは、モンゴルのもつ別の一面だった――
モンゴル最西端に位置する、バヤンウルギー。モンゴルでありながら住民の大多数がイスラム教を信仰するカザフ族であり、独自の言語や文化が今も色濃く息づいています。20世紀前半の政変や国境画定の歴史の中で、中国やカザフスタン方面からモンゴルに移住したカザフ族。ロシアと中国の影響が少なかったことで、ここは、世界で最もカザフの文化と伝統が色濃く残る地域となりました。モンゴル最高峰のタワン・ボグド、イヌワシを操る伝統の鷹狩り。ここでしか見れない野生動物たち。そして、伝統服やゲルの装飾に見られる美しい刺繡文化。アルタイ山脈の険しい大自然と独自のカザフ文化が融合したエキゾチックな秘境・バヤンウルギーは、世界中の旅人を魅了します。

ウランバートルから バヤンウルギーまでのアクセス

  • 🛬飛行機:チンギスハーン空港からウルギー空港まで2時間
  • 🚌長距離バス:ドラゴンバスターミナルから25時間
  • 🚙 車チャーター:24時間

✅ここがポイント!

最も移動時間を短縮できるのは、航空便での移動です。ただ、夏の観光シーズンやイーグルフェスティバルの開催される9月~10月は、臨時便の運航があっても、ツアー客で埋まってしまうことが多くあります。航空券付きの現地ツアーに申し込むのもひとつの手です。長距離バスは、4列シートの通常のバスに加え、3列シートのVIPバスが運行しており、VIPバスは、座席スペースが広く、サービスも充実しているため、思いのほか快適に移動できます。途中観光スポットに寄ったり、休憩を自由にとりたい場合は、料金は少し高くなりますが、旅行会社に専用車で移動するウランバートル発の現地ツアーをオーダーすることができます。

バヤンウルギーのおすすめ観光スポット

場所の名前をクリックするとGoogleマップへリンクします。
場所の名前は、日本語、モンゴル語、英語の順で記載しています。

    • ウルギー

      Өлгий

      Ulgii

      モンゴル最西端、バヤンウルギー県の県庁所在地です。人口の大部分をカザフ民族が占めており、街からはカザフ族のイスラム文化が随所に感じられ、モンゴルの他の地域とは異なる雰囲気が漂います。イーグルフェスティバルやアルタイ・タワンボグドへの旅の拠点にもなります。モスク、博物館、展望台、市場(バザール)など見所も多く、郊外への旅の前後に街歩きを楽しみながら観光するのがおすすめです。

    • バヤンウルギー県博物館

      Баян-Өлгий аймгийн музей

      Museum of Bayan-Ulgii Province

      1階は、バヤンウルギーの動植物や鉱物資源の展示、そしてバヤンウルギーにおける社会主義時代の宗教弾圧についての特別展示室があります。2階は、社会主義時代を含む歴史や人々の生活についての紹介、3階はカザフ族の伝統文化や民俗資料、考古学資料が展示されています。展示内容が豊富で、スタッフにガイドをお願いすると、バヤンウルギーの自然、文化、歴史について詳しく学ぶことができます。

    • イーグルハンター文化センター

      Бүргэдчдийн Өргөө Соёлын Төв

      The Eagle Hunter Cultural Center

      カザフ族に何世代にもわたって受け継がれてきた伝統的な「イヌワシを使った狩猟(鷹狩り)」について紹介するセンターです。ガイドの説明を聞きながら、その文化や歴史を学ぶことができます。訓練されたイヌワシとの絆や、ハンターたちが着用する重厚な衣装、伝統的な道具の数々が展示されています。センター長は、実際のイーグルハンターで、英語が堪能であり、タイミングが合えば、直接話を聞くことができます。秋のイーグルフェスティバルに参加する際は、祭りの前に訪れるのがおすすめです。

    • ナイラムダル展望台(ウルギー展望スポット)

      Найрамдал

      Nairamdal(Ulgii Viewpoint)

      ウルギー市街地の南方にそびえる象徴的な展望スポットです。「ナイラムダル」はモンゴル語で「友好・友情」を意味し、中国・新疆ウイグル自治区のアルタイ市との姉妹都市関係を記念して建てられた展望台です。頂上付近からは、ウルギーの街並みと蛇行するホブド川、そして遠くに連なるアルタイの山々が織りなす美しいパノラマを一望できます。特に夕暮れ時には街全体が黄金色の光に包まれ、心静かに景色を堪能できる絶好のビュースポットです。

    • アブー・バクル・シディーク・セントラル・モスク

      Абу-Бакр Сыддык төв сүм

      Abu-Bakr Siddiq Central Mosque

      1930年代のスターリン政権下の宗教弾圧によって古いモスクが破壊されましたが、1992年にアラブ首長国連邦(UAE)の支援によってモンゴル初の近代的モスクとして再建されました。カザフ民族の多くが信仰するイスラム教の精神的中心地であり、美しいドーム屋根やミナレット(尖塔)を備えた建物が街の景観に独自の彩りを添えています。観光客にも開放されており、地域住民の暮らしや信仰の深さに触れることができます。拝観する際は、肌の露出を少なくし、現地のマナーに従いましょう。

    • アルタイ・タワンボグド

      Алтай Таван Богд

      Altai Tavan Bogd

      タワンボグドとはモンゴル語で「5つの峰」を意味します。モンゴル最高峰である標高4,374mのフイテン(Хүйтэн)をはじめ、ナイラムダル(Найрамдал оргил)、マルチン(Малчин оргил)、ブルゲド(Бүргэд оргил)、ウルギー(Өлгий оргил)という5つの聖なる峰々が連なるアルタイ山脈の国立公園です。モンゴル最西端の国境付近に位置し、言葉を失うほど巨大な「ポタニン氷河」をはじめとする手つかずの大自然が広がっています。夏でも雪を戴く険しい峰々、高山植物が咲き誇る草原、透明度の高い湖など、地球の原風景がそのまま残された神聖な場所です。世界中のトレッカーや冒険家たちが憧れる、モンゴル屈指の秘境にして究極の絶景スポットです。

    • トルボ湖

      Толбо Нуур

      Tolbo Lake

      ウルギーの南方からホブド県に向かう道の途中にある細長い湖。氷河湖で、周囲を標高3,000〜4,000メートル級の雪山に囲まれており、昼は空や山が湖面に映りとても美しい姿をみせます。湖の周囲には木々がほとんどなく、遮るもののない広大な草原が広がっていることも相まって、多くの写真家たちを魅了しています。渡り鳥の重要な経由地でもあり、バードウオッチングも楽しめます。1921年には、革命派のロシア赤軍と反革命派のロシア白軍、モンゴル人民軍による戦闘が42日間に渡り行われ、モンゴルの独立に重要な1ページを刻んだ歴史の舞台でもあります。湖畔には、ゲルキャンプもあり、宿泊や食事もできます。

バヤンウルギーで楽しみたい旅行体験

    • check_box

      イーグルフェスティバルで鷹匠やカザフ族の伝統と誇りを感じる

      9月~10月、そして3月にバヤンウルギーを彩る最大の見どころであるイーグルフェスティバル。カザフ族に何世代にもわたって受け継がれてきた伝統的な鷹狩り文化を守る鷹匠たちが、誇り高き愛鳥と共に集結し、その技を競い合います。大空を舞うイヌワシを呼び戻す迫力の競技や、鮮やかな民族衣装に身を包んだハンターたちのパレードは圧倒的な迫力。各国の写真家たちもその瞬間を取ろうとかけつけます。チケット収入は鷹匠文化の継承などのために活用されます。最も有名なのは、10月第1週に開催される「ゴールデン・イーグルフェスティバル」です。自力で行くのは難しいため、各旅行会社の現地ツアーに申し込むかオーダーメイドしてもらうのがおすすめです。

    • check_box

      カザフ族のお宅を訪問する

      カザフ民族の温かなおもてなしの心に触れることができるホームビジット。豊かな自然の中で暮らすカザフ族のゲルや家屋を訪ね、家族の温かい迎え入れを受けることができます。伝統的な手織りの絨毯や美しい刺繍装飾が施された室内で、手作りのミルクティーや伝統菓子をいただきます。運が良ければイヌワシとの記念撮影や実際の狩りについていけるかも。大自然と共生する彼らの誇り高い暮らしの知恵や文化に深く触れられます。

    • check_box

      カザフのゲルに泊まる

      カザフのゲルは、モンゴルの一般的なゲルとは違い、天井が高く、中央の2本の柱がありません。また、赤や黄色を基調とした鮮やかな手織りの絨毯や、美しい幾何学模様の刺繍で彩られた室内も特徴的。一味違うゲルに泊まり、夜には満天の星空の下、静寂に包まれたアルタイの大自然の中で眠りにつき、特別な滞在と贅沢な静寂を満喫できます。

    • check_box

      イヌワシと記念撮影する

      鋭い眼光と圧倒的な気高さを放つ「イヌワシ」を実際に腕に乗せ、間近で触れ合える感動の体験です。ずっしりと重みを感じる腕の上で静かに佇むイヌワシの姿は、まさに大自然の王者そのもの。カザフ族の伝統的な衣装をまとって記念撮影をすれば、まるで自分が古のハンターになったかのような、旅の忘れられないドラマチックで特別な思い出の一枚を残すことができます。

    • check_box

      モンゴルの最高峰へ、氷河を鑑賞し、地球を感じる

      アルタイ山脈の深部へと足を踏み入れ、手つかずの大自然に挑む冒険の旅。モンゴル最高峰である標高4,374mのフイテンの峰を遠くに望みながら、巨大なポタニン氷河が織りなす圧倒的なスケールの大自然を間近に体感します。夏でも雪を戴く白銀の山々と、高山植物が咲き誇る高山草原のコントラストは息をのむほどの美しさ。世界中のトレッカーたちが憧れる、地球の神秘とダイナミズムを全身で味わう究極の体験です。登山をする場合は、装備を整え、山岳ガイドと一緒に入山しましょう。

    • check_box

      カザフ料理やトルコ料理を楽しむ

      ウルギーの街には、おいしいカザフ料理やトルコ料理を味わえるレストレランがあります。モンゴルの一般的な肉料理とは異なる、カザフ民族ならではの豊かな食文化を堪能するひとときです。羊肉をふんだんに使い、ジャガイモや手打ちパスタと一緒にじっくり煮込んだカザフの代表的なお祝い料理「ベシュバルマック」など、トルコ系イスラム文化のルーツを感じさせる、奥深く滋味あふれる食の魅力を満喫できます。

バヤンウルギーで買いたいお土産・特産品

    • カザフ族の刺繍が入った民芸品や服

      バヤンウルギーに暮らすカザフ民族の女性たちによって、代々受け継がれてきた伝統的な刺繍細工。鮮やかな生地に、自然のモチーフや動物の角などをかたどった美しい模様が、一つひとつ緻密な手作業で縫い込まれています。クッションカバーや壁掛けなどのインテリア雑貨をはじめ、ポーチ、バッグ、温かみのある帽子やベストなどの衣類まで多彩なアイテムが揃います。中でも、シャパン(長めのコート)は普段の私服としても着れて、老若男女におすすめできるアイテムです。

バヤンウルギー観光のモデルコース

< イーグルフェスティバルとアルタイ山脈(5泊6日)>

  • 1日目

    (午後)ウランバートル発ウルギー行きの長距離バス(VIP)に乗車

  • 2日目

    (午後)バヤンウルギー県の県都ウルギーに到着
    ⇒イーグルハンター文化センターへ
    ⇒ナイラムダルでウルギーの町を一望
    ⇒ウルギーの街歩きを楽しむ、夕食はカザフもしくはトルコ料理レストランへ
    (宿泊)ウルギーのゲストハウスもしくはゲルキャンプ

  • 3日目

    イーグルフェスティバルを鑑賞
    (宿泊)ウルギーのゲストハウスもしくはゲルキャンプ

  • 4日目

    ウルギーからアルタイ・タワンボグド国立公園へ向かう
    ⇒途中カザフ族の村に寄り、お宅を訪問、カザフ族との交流し、イヌワシと記念撮影
    (宿泊)国立公園手前のゲルキャンプに宿泊、カザフゲルに宿泊

  • 5日目

    アルタイ・タワンボグド国立公園へ、氷河鑑賞
    ⇒ウルギーへ移動
    (宿泊)ウルギーのゲストハウスもしくはゲルキャンプ

  • 6日目

    ウルギー市内
    (午前)バヤンウルギー県博物館を見学
    (午後)モスクを見学
    ⇒市場(バザール)に行きお土産などをお買い物
    ⇒バスターミナルへ、ウランバートル行きのVIPバスに乗車

  • 7日目

    (午後)ウランバートル着

✅ここがポイント!

飛行機で移動すれば、現地の滞在時間を長くする、もしくは、4泊5日でバヤンウルギー旅行を楽しむことができます。但し、夏やイーグルフェスティバルのシーズンは、航空券は早くから売り切れてしまいます。その場合は、航空券付きの現地ツアーに申し込むという方法もあります。近年は、VIPバスが運行し、道路もきれいに舗装されたため、長時間でも楽に移動できるようになりました。バヤンウルギー現地では、自力での移動は困難のため、旅行会社の現地ツアーに参加するか、事前にオーダーメイドしてもらうのがおすすめです。

バヤンウルギー旅行のベストシーズン

アルタイ山脈タワンボグドへの登山をメインとする場合、ベストシーズンは、気候も最も安定して暖かい7月の夏季です。イーグルフェスティバルを楽しみたい場合は、9月~10月、または3月になります。

バヤンウルギーの旅行ブログ・記事・動画

<note>

<Youtube>

<その他>

・憧れの西モンゴルへの旅(JICA海外協力隊の世界日記)

現地ツアーの手配をご希望の方は、日本語対応可能な当協会会員の旅行会社までお気軽にお問い合わせください。
経験豊富な現地旅行会社があなたのニーズに合わせた旅行を提案します!各社、日本語対応も万全です。

関連リンク(外部)

関連ページ